山本直樹氏の漫画「田舎」のネタバレと感想、解説を書いていこうと思う。
暑い東京から逃れ、受験勉強のため親戚の田舎の家に逗留することになった主人公のフーちゃん。その親戚の家にいる女の子がキーちゃんである。本作は二人がひたすらエッチなことをしまくるエロ漫画である。
まずは1話「起床」。1話は太田出版のサイトでも試し読み可能のようだ。FANZAでも途中までなら読むことができる。
田舎(山本直樹)1話「起床」のネタバレ
フーちゃんが起床すると、朝勃ちした彼のイチモツをなぜか触っているキーちゃん。彼女は「面白いから」という理由で彼のイチモツを触り続ける。
そんなキーちゃんに対し、フーちゃんも反撃に出る。彼女のパンツに手を突っ込み、尻やあそこを触るのだ。
ここでキーちゃんのクラスの女子は、男子にいじらせたりして遊んでいることが明かされる。しかし彼女自身は誰かに触らせることはなく、自分でいじるだけだと言う。
あそこを刺激し合う二人だったが、親戚のおじさんの階段を登る音でその時間は終わりを告げる。
田舎(山本直樹)1話「起床」の解説・感想
なかなかインパクトのある滑り出しである。いきなり少女が男のイチモツを触っているシーンというのは……
しかもその理由が「面白いから」。言うほど面白いか?いくらキーちゃんがコミックLOに出てきそうな〇リなビジュアルとはいえ、イチモツを無垢に、おもちゃのように遊ぶ年齢には見えない。
しかし、キーちゃんのこの言葉に嘘は無いだろう。今後読み進めているとわかるのだが、基本的にこの二人の行動原理は「気持ちいいから」といった単純な欲求から来るものがほとんどである。そのスタンスを序盤で表現しているのだろう。
キーちゃんも男の身体に興味があるのは事実だと思う。「うちのクラスの子とかみんなエッチだよ」というセリフは、自身がフーちゃんのイチモツを触るという行為を正当化しているようにも思える。まあ田舎は娯楽が少ない分、初体験が早い傾向にあるという話は聞くが(真偽は不明)。
そして(当然ではあるが)家の人が来たらエッチな行為を止めるという、バレてはいけないインモラルな関係性を1話にして表現しているのではないだろうか。
1話はページ数も多くなく、ちょっとお触りし合っているだけで実用性という意味では期待できない。しかし、このたった18ページで二人の関係性やスタンスを表すということに意味があるのだろう。
2話はこちら