山本直樹氏の漫画「田舎」のネタバレと感想、解説を書いていこうと思う。
今回は3話「翌日」。
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田舎(山本直樹)3話「翌日」のネタバレ
翌日、フーちゃんが目を覚ますと昨日と同じくキーちゃんが彼のイチモツを触っていた。昨日と違うのはイチモツを触るだけでなく、臭いを嗅ぎ、舐めて、パンツの上からイチモツを当ててセックスごっこを始めたところ。
フーちゃんは馬乗りになったキーちゃんのパンツをずらし、あそこ同士をくっつける。気持ちよさそうなキーちゃん。家族がいないことを確認したフーちゃんはキーちゃんにつられて全裸になる。
全裸になった二人はキスをし、あそこ同士をくっつけるが……
昨日風呂であそこを舐められて気持ちよかったと告白するキーちゃん。それを聞き、フーちゃんは彼女のあそこを舐める。彼女は快感に声を漏らし、あそこを濡らしてイってしまう。
次はキーちゃんがフーちゃんのあそこを舐め、さらにシックスナインの状態に。フーちゃんがキーちゃんのあそこに指を入れると変な感じだと彼女は言う。
入れていいかと聞くフーちゃん。キーちゃんはフーちゃんならいいと答える。
試行錯誤しながら先っぽだけ入ったものの、フーちゃんのデカマラの痛みに耐え切れず。血が出てしまい、シックスナインで終わらせることに。
フーちゃんの精液を飲んだキーちゃんだった。
田舎(山本直樹)3話「翌日」の解説・感想
3話目にして初の挿入まで。しかし痛みから未遂に終わってしまう。
昨日は触るだけだったのに、翌日はパンツの上からとはいえセックスごっこをしてくるのはかなり展開が早い。
あそこ同士をくっつけ合う中で、キーちゃんが唐突に昨日風呂であそこを舐められて気持ちよかったと言ってくるのは策士。要するに舐めて欲しかったのだろうが、直接的な表現で言いづらかったのがわかる。まあバレバレではあるが……
また、フーちゃんにあそこに指を入れられるシーンでは「なんか変な感じ」という感想をもらす。「苦しいけどなんか……せつない感じ」と。
「変な感じ」はともかく、「せつない感じ」は感想としてはかなり違和感が残る。この「せつなさ」はあそこに指を入れられた感覚だけではなく、フーちゃんとのひと夏の経験そのものを暗示しているのかもしれない。
結局この時点ではフーちゃんのイチモツのでかさもあり、セックスは未遂に終わってしまう。実際に彼のイチモツが他の男に比べてでかいのかはわからないが、キーちゃんはかなり小柄に見えるので仕方ないだろう。
初セックスの初々しさが描かれており、エロさが凄い。山本直樹氏の表現力にも注目である。
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